2024年04月05日
プログラミングという言葉は聞いたことがあるし、授業で必修になることも知っているけど、子どもの通知表を見てもプログラミングは載っていないから、まだ始まっていないのかな…いやいや、もう始まっていますよ!
プログラミングという言葉は良く聞くから、プログラミングという科目が新しく出来ると思われている方がいますが、実は、プログラミングという名前の教科はありません。
小学校では、算数や理科、音楽など既存の教科の中にプログラミングが取り入れられているのです。
例えば、算数では、正多角形を描く場合にプログラミングを利用したり、音楽では、プログラミングを利用して音の高さや長さなどを変えて曲を作ったりなどされています。
中学校も同様で、プログラミングという科目はなく、技術・家庭科の中にプログラミングが取り入れられています。
小中学生のお子さんからすると少し先の話かもしれませんが、高校では「情報Ⅰ」というプログラミングを含んだ教科が英語や数学などと同じように必修科目となっており、2025年1月の大学受験の共通テストで「情報Ⅰ」が追加されます。
そして、共通テストだけでなく2次試験でも情報を必要とする大学は今後増えて来ると思われます。
このように大学入試で必須科目となりえる情報Ⅰにおけるプログラミングは、国語や算数と同じように小学校や中学校で基礎を習得して積み上げて学習していくべきものであるのですが、学校の授業で行うには時間数が足りないという現状があります。
例えば、中学校の技術・家庭科の授業は、中学1・2年生は週に1時間、中学3年生では2週間に1時間しかありません。
そのうえ、技術・家庭科なので、木工や金属加工などの一般的な技術・家庭科の内容を学びつつ、そこにプログラミングも加わっているわけです。
これでは、プログラミングを学ぶとはいっても高校で必要となる知識の基礎やプログラミング的思考を十分に身につけられる生徒は少ないに違いありません。
実際に、先駆のプログラミングコースに通っている小学生の生徒に聞いた話では、中学校の授業で行うプログラミングの内容はその生徒にとっては初歩的なことなのに、中学生のお姉ちゃんは学校の授業以外ではプログラミングを学んだことがないので、全然理解できていないという状態らしいです。
2021年に実施された調査によると、「プログラミングは今後必要なスキルになるか?」との質問に対して、中学生の80%以上が「プログラミングは必要なスキル」であると回答しています。
しかし、調査の時点で小学校からプログラミングを学習してきたはずの中学1年生は、「どの程度プログラミングができるか」との質問に対して、半数以上の生徒が何らかの形でプログラミングができるとしているものの、約45%が「できない」と回答しています。
このように、大学入試として必須となるプログラミングは、小中学校から積み上げて学習していくべきであり、そのスキルとしての必要性を学生自身が自覚してはいるものの、小学校からプログラミングを学校の授業で学習していても約45%はプログラミングが「できない」と認識している現状があります。
そうであるならば、プログラミングが「できない」と認識したまま高校に上がる前に、プログラミングを習い事として始めてみることがお子さんの将来に役立つかもしれません。
また、プログラミングは英語と違って小さい頃から始めなくても大丈夫という方もいますが、中学生は部活や定期テスト、高校受験と忙しいので(以前のブログ「やるべきなのは分かっていても実際は?」「中学生の塾の選び方~学習塾の授業時間編~」参照)、むしろ時間に余裕のあるうちに始めておく方が学習効率は上がるかもしれません。
さらに、昔の技術・家庭科は男女別に男子は技術、女子は家庭科を受けていたり、現在でも何となく理系は男子が多くて文系は女子が多いという状況ではあるものの、今後のプログラミングは英語と同じように文理、つまり男女に関係なく必修科目です。
先駆のプログラミングコースでは、QUREO(キュレオ)を用いており本格的なプログラミングが学べます。
また、プログラミングを学んで終わりではなく、学んで得た知識を活用できるようにと先駆タイムにおいて、オリジナルゲームを作成して発表するという取り組みを行っています。
間には、プレイ&ラーンとして、様々なボードゲームを用いてプログラミング的思考のトレーニングを挟むことで、タイピングやプログラミングの学習だけで飽きることなく、90分間楽しく集中して学習できるカリキュラムになっています。
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