2024年03月19日
勉強のやり方は知っている(分かった)、それによりやる気もある(上がった)(以前のブログ「勉強のやり方と学習意欲の関係性」参照)、だけど何となく実行できない…それは勉強計画の立て方とやり方に原因があるからです。
ある民間調査(日本の中高生824人を対象によるアンケート)によると、「試験の点数アップや目標達成のために勉強計画を立てるべきか?」という質問にそう思うと答えた割合は91.4%にもなるみたいです。
しかし、実際に勉強計画を立てることができている割合は46%しかありません。
つまり、テストの点数を上げたりするために勉強の計画を立てた方が良いと分かってはいても、実際に勉強の計画を立てるには高いハードルがあるわけです。
では、なぜ勉強計画を立てることができないのでしょうか?
同調査では、「立てられない理由」を聞いたところ、「計画を立ててもその通りに実行できないから」と答えた人数が最も多く、次いで「計画を立てるのが面倒くさいから」「計画の立て方が分からないから」となっています。
確かに、大人でも計画の通りに行動することはなかなか難しいですよね。
中高生であれば尚更難しいことだと思います。
計画を立ててもその通りに実行できない大きな原因の1つに、無理な計画を立ててしまうということがあります。
例えば、とても1時間では終わらないような量の勉強を1時間で終わらせる予定にしていたり、いろいろと予定を詰め込み過ぎて気付いたらご飯を食べる時間がなかったりなど。
そこで、計画を立てる場合は、無理のないものにする必要があります。
その際に重要になってくるのが、「可処分時間」というものです。
可処分時間とは、1日24時間のうちから睡眠、食事、入浴、トイレ、学校、仕事、家事といった生きていくうえで最低限必要な時間を差し引いた残りの時間のことです。
中学生の平均的な可処分時間は1日約5時間あるみたいです。もちろん部活や習い事をやっている日はそれよりも少なくなります。
その約5時間のうちで何をするべきか、何をしたいかを書き出して、優先順位をつけてみてください。
この日は好きなテレビやYouTubeを見たい、ゲームをしたいなど、そういう好きなことをする時間を引いても約5時間のうちに宿題など勉強をできる時間はあるはずです。
また、勉強をする計画を立てていたのに、ついついゲームをやりすぎちゃったということもあるでしょう。
そのような場合には、なぜゲームをやりすぎてしまったのか、次からどうしたらゲームをやりすぎずに計画の通りに勉強できるのか(※1)を考えてみてください。
そうは言っても自分ひとりじゃなかなか難しいところもあると思います。
そこで、先駆では、PDCAサイクル(計画→実行→評価→改善(※1))を活用できるスケジュール帳のフォーサイト手帳を使って、講師が一人一人の目標やレベルに合わせて出した最適な宿題などをやる1週間の計画を生徒に立ててもらい、次の週にその計画の通りに勉強できたかを生徒と講師で一緒に確認して、できなかった所は計画の見直しと改善をするという流れで、毎週の計画を立ててそれを実行するという指導しています。
このようにすることで、上記調査の計画を立てられない3大理由「計画を立ててもその通りに実行できないから」「計画を立てるのが面倒くさいから」「計画の立て方が分からないから」がすべてクリアできます。
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