先駆 さきがけ

  • お問い合わせ
  • Instagram

小学生の国語苦手は「語彙力」が原因?家庭での伸ばし方と塾の取り組み

2026年06月13日

1.現場から聞こえる「国語への不安」

うちの子、国語が苦手で…」面談の際、保護者様から最も多く伺うお悩みの1つが、この「国語力」に関することです。

実際、教育現場からも「文章の意図を汲み取れない」「記述問題になると手が止まってしまう」といった、子供たちの国語力不足を懸念する声が頻繁に聞かれるようになりました。

 

2.国語力、その下の「土台」に潜む課題

なぜ、これほどまでに国語を苦手とする子供が多いのでしょうか。私たちはその原因が、国語力以前の「土台」にあると考えています。それは、圧倒的な「語彙力の不足」です。

 自分の考えを言葉にしようとしても、材料となる「言葉(語彙)」を持っていなければ、思考を形にすることができません。何を感じているか、どうしてそう思うのか。それらを言語化できないもどかしさが、国語への苦手意識を生んでしまっているのです。

 

3.「生活言語」と「学習言語」を知っていますか?

ここで、重要になるのが、「生活言語」と「学習言語」という考え方です。

生活言語

日常会話で使われる言葉です。「ご飯食べた?」「宿題やった?」といった、文脈や状況から察しがつく、比較的理解しやすい言葉を指します。

学習言語

各教科の学習や、論理的な思考に不可欠な言葉です。「理由」「比較」「抽象的」といった、より高度で概念的な言葉を指します。語彙力はこの学習言語の一部です。

 

近年、日常生活の中でこの「学習言語に触れる機会が減っており、テストや授業で使われる言葉が、子供たちにとってまるで「外国語」のように感じられてしまっている現実があります。

 

英語での調査になりますが、文章全体のうち96%以上分かる言葉であれば、理解度はほぼ正確であり、学習に支障がないレベルである。しかし、91~95%分かる言葉になると、理解度は75%程度まで落ち込み、読むスピードも遅くなる。さらに、分かる言葉が90%以下だと理解度は50%程度にまで低下して、授業や宿題から学ぶことができないレベルになるという研究結果もあります(Hu & Nation, 2000; Laufer, 1992など)。

分かる言葉の割合 90%以下 91~95% 96%以上
理解度 約50% 約75% ほぼ100%
状況 学習できない 学習に対する指導が必要 学習に支障なし

 

4.家庭でできる語彙力を育む習慣

生活言語は日常の生活のなかで自然に増えていきます。しかし、学習言語は意識して取り組まなければ増えません

実際に、中学生で雑談などの日常のコミュニケーションは上手な生徒なのに、教科書や問題になると文章を読めない、理解できないといった生徒をたくさん見かけます。

そこで、ご家庭でも取り組める、語彙力の土台作りについてご紹介します。

「あれ」「それ」をなるべく使わないようにする

「それ取って」ではなく「テーブルの上にある赤いペンを取って」と具体的に伝える・伝えさせる習慣を。

子供の感想などを聞くときに理由などまで問いかける

ある体験や出来事について「どう思う?」と問いかけて終わりではなく、「なぜ?」「どうして?」とそのように思った理由や、「どこがおもしろかった?」「何が良かった?」と具体化に説明させる質問を続ける。

読書の共有

本を読ませるだけでなく、親が読んでいる本の話をしたり、子供が読んだ本の内容を「30秒で教えて」と要約させることも効果的。

 

 

5.先駆の挑戦:54字の物語

先駆の小学生コースでは、これらの語彙力や表現力の課題を解決するために、PHP研究所から出版されている「54字の物語」の手法を取り入れ、書き写しと作文のワークに取り組んでいます。

これは、わずか54文字で完結する物語を丁寧に「書き写し」、さらにその短いストーリーに対して「自分の意見や感想を作文する」というものです。

 

6.変化の兆し:面倒がっていた生徒たちが

 導入当初は、書くこと自体を「面倒くさい」「何を書いていいかわからない」と敬遠していた生徒も少なくありませんでした。

しかし、継続は力なり。短い文字数だからこそ、言葉を「選ぶ」楽しさに気付き始めた生徒たちは、今では語彙を使いこなし、驚くほど鋭い意見や、豊かな感性に基づいた感想を書けるようになっています

 


たくさんの「言葉を持つこと」は、世界を正しく理解し、自分を表現するための強力な武器になります。私たちはこれからも、一人ひとりの言葉の土台を、丁寧に、力強く育ててまいります

 

次世代型学習塾「先駆」の小学生コースでは、勉強を詰め込むのではなく、この記事でご紹介した「54字の物語」だけでなく、子どもたちが自ら進んで言葉を選び、表現する楽しさを体感できる独自のカリキュラムをご用意しています。

「うちの子でも楽しく書けるかしら?」

そんなご不安をお持ちの方も、どうぞご安心ください。まずは実際の授業の雰囲気を体験してみませんか?

▼無料体験授業のお申し込みはこちら

 


▼お子さまの国語力を磨く先駆式学習プログラムはこちら