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刈谷附属中の入試対策・適性検査対策編

刈谷附属中の入試対策・適性検査対策編

2024年11月14日

愛知県公立中高一貫校の入試概要

愛知県の公立中高一貫校入試は、「適性検査」と「面接」の2段階で行われます。入試は一次選抜と二次選抜に分かれており、一次選抜では適性検査が実施され、二次選抜では面接が行われます。適性検査は複数の教科を統合した複合問題で、小学校の基礎知識に基づきながら、思考力、判断力、表現力が総合的に評価されます。刈谷附属中を含む愛知県内の中高一貫校では、最終的に80名の合格者が決まります。

 

一次選抜の重要性と選抜方法

一次選抜の適性検査は合否を決定する上で非常に重要です。一次選抜の段階では、募集人数の2倍までに志願者が絞り込まれます。具体的には、適性検査の結果で合格候補者を選び、その数が合格者の2倍になるように調整されます。このため、適性検査での高得点が必須であり、次の面接に進むために十分な得点が必要となります。

 

適性検査の概要、時間数、配点、回答形式

適性検査は、適性検査Ⅰと適性検査Ⅱの2つのパートに分かれています。適性検査Ⅰは9:40~10:25に実施され、適性検査Ⅱは10:50~11:35に実施されます。それぞれの検査の配点は30点で、合計60点満点です。出題形式は、小学校学習指導要領に基づく複数教科の内容を統合したものが中心です。問題は全問選択式で回答することになります。文章問題や図表の読み取り、論理的思考を必要とする内容が多く、知識の正確さだけでなく論理的な構成や表現力も評価されるため、複数の教科にわたる問題に対応する力が求められます。

 

 

小学生の学習内容を押さえることが前提

適性検査は、小学校の学習指導要領に準じた範囲から出題されます。このため、小学校で学ぶ国語や算数、理科、社会の基礎的な知識をしっかりと身につけておくことが必要です。さらに、これらの基礎知識を活用した問題解決型の思考力や判断力、表現力を鍛えるトレーニングが大切です。

 

初めて適性検査を受ける小学生が気をつけるべきポイント

適性検査は初めての受験体験になる小学生が多いため、特有の注意点があります。主なポイントは以下の5つです:

 

  1. 完全な初見だと対応が難しい  

   適性検査は通常のテストとは異なり、複数教科を融合した複雑な内容が多いです。過去問題や類似の問題形式に慣れていないと、初見で戸惑う可能性があります。したがって、試験前に模擬試験などを通じて形式に慣れておくことが大切です。

 

  1. 時間配分を誤るリスク

   適性検査は制限時間内で複数の課題を解決する必要があるため、時間配分が重要です。時間を意識した演習を繰り返し、試験当日は余裕を持って問題に取り組むことが求められます。

 

  1. 回答の一貫性が求められる

   記述式の適性検査では、論理の一貫性や文章の流れが評価されます。適切な文章構成を意識し、結論を導き出す力が必要です。このため、日頃から論理的な思考を養うことが望まれます。

 

  1. 自己管理が重要  

   試験当日は適切な休憩や体調管理も重要です。緊張しすぎず、試験直前はリラックスして臨むことが、最大のパフォーマンスを発揮するために必要です。

 

  1. 結果に惑わされないこと  

   適性検査は全体的な成績ではなく、思考力や表現力を多角的に測定する試験です。解答に自信を持ち、落ち着いて最後まで取り組むことが求められます。

 

適性検査の入試対策は有効か?

適性検査の入試対策は効果的ですが、2025年度(令和7年度)は初年度であるため、対策の難しさもあります。具体的な出題傾向が確立されていないため、完全な対策を立てるのは困難です。しかし、複合教科型の問題への慣れは重要です。他県の公立中高一貫校の適性検査の過去問を解くことは、問題形式や思考法に慣れるための有効な方法といえます。また、複数教科を組み合わせた複雑な問題を日常的に解くことが、合格への一歩です。

 

適性検査だけの対策をする児童は少ない

適性検査は他の科目との複合的な対応が求められるため、専用の対策のみを行う児童は少ないです。したがって、日常的な学習の延長として、基礎知識の積み重ねと同時に思考力を伸ばすことが大切です。適性検査の準備には、ある程度の慣れが必要ですが、最後は思考力の勝負になるため、問題に向き合う姿勢や解答の論理的構成が重要です。

 

先駆でのサポート

次世代型学習塾「先駆」では、刈谷附属中や他の公立中高一貫校を目指す小学生を対象に、適性検査対策を含むさまざまな学習サポートを実施しています。豊田校、碧南校の両方で提供されるサポート内容は以下の通りです:

  1. 模擬試験の実施  

   実際の試験形式に近い模擬試験を定期的に行い、本番への備えを万全にします。適性検査特有の複合問題や記述問題に対する対応力を磨きます。

 

  1. 論理的思考力トレーニング  

   各生徒に合わせたカリキュラムで、複数教科を組み合わせた問題に対する解答力を養成します。論理的な文章構成や表現力の向上を目指す指導も行い、適性検査での高得点を目指します。

 

  1. 一人ひとりに合わせた学習指導

   個別指導形式で、生徒一人ひとりの理解度に合わせた学習指導を実施します。弱点補強や得意分野の伸長を行うことで、全体の学力向上を図ります。また、定期的なカウンセリングや進捗確認を通じて、生徒と保護者に最新の学習状況を共有します。

 

  1. 基礎力強化プログラム 

   小学生段階での国語や算数の基礎力を徹底的に固め、適性検査のベースとなる力をつけるためのプログラムも提供しています。基礎学力の定着が、適性検査の応用問題にも対応できる力を育てます。

 

以上のように、次世代型学習塾「先駆」では、適性検査を見据えた包括的なサポートを行っています。個別指導塾での充実した学習支援により、生徒が自信を持って入試に臨めるよう支援を続けています。

 

 

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